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*写真-7
伊万里青磁
青磁掛け分け染付木ノ葉文 皿
(せいじかけわけこのはもん さら)1720〜1750年代
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7枚目の皿は、周りがグリーンで中が白い、染付の木ノ葉文様の皿です。(写真7)外側は青磁の緑色で、内側が白磁のこの皿は、掛け分けと呼ばれるコンビネーション技法を用いています。
青磁は中国の代表的なやきものでして、日本でもさかんにつくられています。しかし生地が真っ白だといい青磁になりません。深い色がでないのです。
有田は磁器ですから、この青磁だけでの表現はあまり得意ではありませんでした。そこで考えられたのが、磁器の染付といろいろ組み合わせて新しい青磁を作るやり方です。
有田に限らず世界のどのやきものも、多くは中国の技法を習いました。しかし、この青磁は完全に有田のオリジナルで、昔は盛んにつくられていました。しかし、近年はずっと忘れられた技法となっていたのです。
源右衛門窯では20数年前に、その技法を復元いたしまして、洋食器揃えをつくりました。ティファニーと提携した食器として販売されたり、1981年にローマ法王が長崎に見えられた時の、晩餐会のディナー食器として使われたりしております。 |
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