平成28年 干支のやきもの

平成28年(2016)は干支の「丙申（ひのえさる）」、十二支では申（猿：さる）の年にあたります。申すなわち猿は、古来より知能の高さから私たち人間と非常に近い動物として捉えられ、信仰の対象として崇められてきました。
中国では「西遊記」に、女仙「西王母」が育てた桃を孫悟空が盗み食いして不死を手に入れた話があり、以来、猿と桃を一緒に描くようになりました。桃は不老長寿のシンボルであり、邪気を払う霊力があると言われ、魔除けの意味もあります。
今年もこの申年を記念して、申をモチーフにした縁起のやきものを謹製いたしました。何とぞ末永くご愛用戴ければ幸甚に存じます。